こんにちはフライパンです。
シーム液で白くなる現象とならない方法と対処法
シーム液で白くなる現象についての続きです。かっこよく書いていますが前回とたいして変わりません。実験してみたので気になる方は読んでください。
気になったので事務所に戻ってから実験をしてみました。
残材のCFにジョイントと同様に切れ目を入れてスポンジで拭き水分を含ませてからシームを打ちます。
表面のジョイントを拭くと水の侵入で裏はこんな感じで湿っています。
乾いたティッシュでよく表面を拭きとり、ジョイントの半分は乾燥した状態。もう半分が濡れた状態です。
でシームを打つ。
ん??濡れているところは確実に白くなりますが乾いていても白くなる?
太さを変えて打ってみると、シームの塗布量が大きく影響していると感じます。
私、以前はシームを細く打っていました。私の現場ではないのですが、シームを細く打つ方がいまして、その方の打ったシームのジョイントが翌日目開きしているのを見てからついつい太く打つようになっています。
その方も非常に仕事のうまい丁寧な職人さんなのですが、その時は細く打つがため一部ジョイントしたCFの片方にしかシームが乗らず目開きしたという状態でした。
これを見た時、太く打つに越したことはないかもと少々太めに打つようになりました。老眼も始まっているので細いとしっかり乗っているか見えずらいというのもあります。
話を戻しますがシームは細い方が白くなりづらいし目立ちません。
見づらいですが右が細いシーム、左が太いシーム、一番左のラインは木目の目地です。
強度は?
太く打つ方が強いような気が致しますが細くても十分な強度があります。いままで実験したことなかったですがかなり折り曲げても切れないのでびっくりしました。
CFの裏と裏がくっつくくらい曲げてようやくピッと切れ目が入りました。
肝心の白くなる現象について
水分量がかなり多かったところは戻りませんが、基本的には共用範囲内に透明になりました。
いままで意識しませんでしたが見る角度が非常に重要だと感じます。
真上から見ると透明でも横から見ると光の加減で白く見えます。真上から見ると薄い膜なのでCFの色が反射するのですが、横から見るとシームが透明でもどうしてもシームが厚くなるという書き方もおかしいですが、横から見る分シーム層が厚くなりますね。その分、白く見えるのだと思います。または光の反射?
結局、住まいのマニキュアで塗ったところが非常にいい感じに目立ちません。あとで水拭きでごしごし拭いても落ちなかったので万が一の時はこの方法が良いかもしれません。
黄色〇の部分に他の白い点と同様に白い点がありましたが住まいのマニキュアで着色してあります。
トータルするとやはりジョイント後、極力時間を置いてからなるべく細くシームを打つ、その際、両側にしっかり乗せる(基本だと思いますが)がベストでしょうかね。
白くなってしまった際はCF表面の色に合わせて補修材で着色。補修材の色がないCFだと困るので細心の注意を払うしかないです。
施工に関しては自己責任でお願いしますね。
それではまた。
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