こんにちはフライパンです。
クロス屋さんならみんな知ってる、クロスの切り張り補修のやり方を書かせていただきます。
3cm~10cm角程度の補修と考えてください。
こんな感じのビスの穴。
きれいに直ります。
まず同じクロスを3cm角程度に用意します。
クロスは現場で使用したものがベスト
ここで大事なのはクロスがあれば使用した残りを使うことです。同じクロスの製品番号でも新しく取り寄せたものではlot(ここでの意味は製造品番)が違い色が違うなどの現象が起こります。私は自分が材料持ちで請け負った現場は少しクロスを余分に取り、残ったものを現場に置いてきます。これで万が一補修が出た場合も色の違いがなくなるわけです。
話が逸れました。
補修のやり方
糊を塗って貼り付けます。
私のやり方ですが上と右側をまずヘラを当てて切ります。
ヘラが汚いですね・・・ (;^_^A
目をつぶってください。
貼り付けたクロスより少し小さめに剥がします。
剥がしたところに先ほど切った上部と右のところを突き合わせます。
突き合せたら左と下を切ります。
切ったらクロスは剥がします。クロスの表面が剥がれますが、概ね裏打ちとか裏紙と呼ばれるクロスの最下層は剥がれず残りますがこれをスポンジで濡らしたり霧吹きを噴いて濡らしたりして剥がします。理由は裏紙の分厚みが違ってジョイントがわずかに目立つからです。
霧吹きで水を噴いた後、ジョイントローラーで押さえると裏打ちに水が染みこんで早く剥がせたりします。
裏紙を取ったらクロスを張り付けて出来上がりです。
私はこの時コーキングは入れません。コーキングの厚み分クロスの厚みが変わりジョイントが目立つと思っています。
話を戻しますが
なぜ一度に四方を切らないのか?
理由は案外ヘラで押さえた時に微妙にずれるからです。最初に上と右側を切り突き合わせることでずれを防止するわけですね。
これ以外の方法としてはズレ防止で千枚通しで刺して切ったりもしますがその時は差した穴をコーキングで埋めます。白っぽいクロス(厳密にはコーキングの色が目立たなければ)ならこれも可能ですがコーキングが目立つようなクロスは使えないですね。
そもそもこのビス穴を切り張りして欲しいということは千枚通しの穴もダメかな??
個人的にですが白っぽいクロスのビス穴程度ならばコーキングで良いと思っています。手間をかけて切り張りしても後から口が開いてきたりの可能性は0ではないですからね。
それではまた。
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